『乙字湯』は便秘が長期化した結果、『切れ痔』や『いぼ痔』などの症状に悪化した方々に処方される漢方薬になります。
配合されている漢方には胃腸に負担をかけてしまうものもあり、体力や胃腸に自身のある方のみに処方されています。
『乙字湯』はドラッグストアやオンラインショッピングストアでも購入することが可能な漢方薬になっていますが、簡単に購入できるからといって安全性が高いという訳ではないので、基本的に自己判断での服用は避けるようにしましょう。
『gooヘルスケア』の公式ホームページ上でも、『乙字湯』による副作用の危険性について以下のように書かれています。
(1)体液の貯留,むくみ,体重増加,血圧上昇などの偽アルドステロン症(甘草配合のため)。(2)脱力感,手足のけいれんや麻痺などを初発症状とするミオパシー(低カリウム血症の結果。甘草配合のため)。(3)発熱,せき,呼吸困難などを初発症状とする間質性肺炎。(4)AST・ALT・AL-P・γ-GTPなどの著しい上昇を伴う肝機能障害,黄疸。
そのほかにも報告された副作用はあるので,体調がいつもと違うと感じたときは,処方医・薬剤師に相談してください。出典:乙字湯 | gooヘルスケア
引用元URL:http://health.goo.ne.jp/medicine/D0030101
このように、体調や胃腸の調子が万全でない状態で『乙字湯』を服用すると肝炎や肺炎の原因にもなりかねません。
ただ、今回のブログを読まれているということは、『乙字湯』を実際に服用された方々の生の口コミや副作用についての情報を集められているのだと思います。
効能や副作用についての口コミ情報などを以下のブログ記事でご紹介していきます。
『乙字湯』の効能と使用上の注意
『乙字湯』の便秘解消の効果はとても強くこれまで便秘薬を使用しても効果が実感できなかった場合でも、高い確率で排便を促す効果が期待できると言われています。
しかしその一方で、あまりにも効果が強いために胃腸にかなり負担をかけてしまい、腹痛や下痢といった副作用を感じてしまう方も一定数存在します。
体力があって胃腸が健康な方であれば軽い腹痛やお腹がゆるくなる程度で済む場合も多いですが、いくら健康で体力にも自信がある人でも胃腸が弱っている際に『乙字湯』を飲んでしまうと、激しい腹痛や吐き気、胃腸の違和感といったものを感じてしまいます。
ですから、お酒を飲んだばかりや食べ過ぎた直後などの胃腸の働きが弱まっている時には『乙字湯』を服用しないようにします。
また、『乙字湯』を服用した後で胃腸関係で少しでも違和感を感じたら、症状が悪化してしまわないうちに病院で医師からの判断を仰ぐようにして下さい。
ちなみに、『乙字湯』以外の便秘解消が期待できる漢方薬としては、『桂枝加芍薬大黄湯』というものも販売されています。
『桂枝加芍薬大黄湯』は大便が硬すぎる影響で、長い間排便ができていない頑固な便秘に対して効果を発揮します。
『桂枝加芍薬大黄湯』の便秘解消効果や口コミ・副作用などについてはこちらの記事でご紹介しています。
注意すべき危険な副作用
『乙字湯』の副作用によって極稀に肝炎や肺炎を発症してしまうケースがあります。
特に、肝臓は『沈黙の臓器』とも呼ばれているように末期的な状態に至るまでは自覚症状がないため、肝炎が深刻化しやすいと言われています。
肝臓には血中の毒素を取り除く解毒作用の機能があるため肝臓が正常に機能しなくなると血中毒素が増加して、疲れが取れにくくなってしまったり、発熱や思考力の低下などの症状が現れてきます。
また、『乙字湯』の副作用が肺にも及ぶと『間質性肺炎』という疾患を引き起こすことがあります。
間質組織とは肺に取り込まれる空気をろ過するためのフィルターのようなものになります。
間質組織が正常に機能しなくなってしまうと空気中の病原菌が直接肺に取り込まれることで、頻繁に咳をしたり、呼吸をする際に息苦しさを感じるといった症状が出てくるようになります。
こうした自覚症状が少しでも感じられた場合には、上述したように病院で医師に相談することが大切です。
妊婦や授乳中の女性は使える?
『乙字湯』は効果がとても強い漢方薬のため、基本的には便秘の悩み以外は健康な成人であるということが服用する上での条件になっています。
それと比較すると、妊娠中の女性の場合であると意識的に運動を心がけている方でなければ、体力が低下している傾向にあります。
また、授乳中の女性にも同様のことが言えますが、『乙字湯』を服用すると赤ちゃんにも間接的に漢方薬の成分を与えてしまうことになり、最悪のケースを考えると、未熟児や流産などの原因にもなりかねません。
オンラインショッピングストアなどで気軽に入手できるからといって、自己判断では服用せずに、病院で医師に体調を相談した上で服用の判断してもらうようにしましょう。
妊婦さんの方で副作用が心配な場合には、浣腸による対症療法がおすすめです。
便秘の根本的な解決はできませんが、妊娠期間中は浣腸で対応する方法もあります。
コトブキ浣腸に関する口コミや効能についてはこちらの記事を参考にして下さい。
浣腸にはコトブキ浣腸以外では、イチジク浣腸も人気です。
イチジク浣腸に対する便秘解消効果の口コミなどについてはこちらの記事をご覧ください。
『乙字湯の≪口コミや副作用≫便秘に効果あり?妊婦は?』の最後に
ただし、効果がとても強い漢方薬のため、体力があって胃腸も健康な人にのみ処方されるようになっています。
しかしながら、オンラインショッピングストアやドラッグストアで処方箋がなくても個人的に購入できてしまう漢方薬でもあります。
そのため、自己判断で『乙字湯』を服用した結果、激しい腹痛や嘔吐、下痢などの副作用に悩まされたり、場合によっては肝炎や肺炎を引き起こしてしまう恐れもあります。
『乙字湯』の服用を検討する際には、体調や便秘の状況を伝えた上で医師に判断してもらいましょう。
漢方薬による体質改善についてはコチラのブログ記事で詳しく解説しています。
<参考サイト>
出典:乙字湯 | gooヘルスケア
引用元URL:http://health.goo.ne.jp/medicine/D0030101
出典:乙字湯エキス顆粒 | ツムラ漢方
引用元URL:https://www.tsumura.co.jp/products/ippan/004/index_50.shtml
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