2月から5月の間は花粉症の症状で悩まれている方が多いと思いますが、症状が咳のみで風なのか花粉症なのか悩まれている方も居るのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、あなたの咳が風邪なのか花粉症の症状なのか区別するための違いを簡単に事例を紹介しています。
ちなみに、咳の症状があまりにもひどい場合には咳が悪化して喘息になってしまうリスクもあるので、そうした場合には自己判断せずに、しっかりと病院のお医者さんに診察してもらうようにしましょう。
花粉症の症状による咳だと思い込まずに病院に行こうね。
目次クリックでジャンプします。
一般的な花粉症の症状
それではまず、一般的な花粉症の症状を確認していきましょう。花粉症とは体に付着した花粉に対して、体が過剰に防衛してしまうために生じるものですが、人によって花粉症の症状はそれぞれです。
花粉症の症状として咳だけが出ることって珍しいの。
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目の痒み
くしゃみ
風邪を引いてもくしゃみが出ることはありますが、花粉症の場合は 立て続けに何度もくしゃみをしてしまいます。
鼻水
風邪や花粉症のどちらの症状としても鼻水が出ることはありますが、花粉症の場合はさらさらした鼻水が出てきます。その一方で、風邪の症状として鼻水が出る場合は病原菌の影響で黄色っぽいネバネバした鼻水が出てきます。
鼻づまり
風邪による鼻づまりの場合は、鼻で呼吸をする際に違和感を感じる程度ですが、花粉症の症状として鼻づまりになると、鼻のみでは呼吸感困難になることもしばしばあります。
目の痒み
花粉症患者の方の中には、目が痒くてこすらずには居られないといった方もいます。
さらに、目が充血して涙が出てくることもあります。反対に、風邪の症状としては目の痒みが出ることはほとんどありません。
以上のものが花粉症の主な症状として認識されていますが、花粉の影響で咳のみ出続けることもあります。
そこで続いては、長引く咳の考えうる原因をいくつかご紹介していきます。
花粉症の症状として咳のみが出る原因
花粉症の症状として咳のみが出る場合は、原因としては以下のようなものが考えられます。
- アレルギー性気管支炎
- アレルギー性咽頭炎・喉頭炎
アレルギー性気管支炎
アレルゲンが気管支に付着することが原因で発症します。
花粉だけにかぎらず、ダニやホコリといったハウスダストを吸い込むことによってもアレルギー性気管支炎は発症します。また、風を引いて気管支が弱っている際にアレルゲンを吸い込むことにより二次的に発症することもあります。
そのため、『風邪による咳だから。。。』と思い込んでそのまま放っておいていると悪化する可能性もあります。また、咳の特徴としては 初期段階では乾いた咳をしていますが、徐々に気管支の腫れにともなって咳が湿り気を帯びてきます。
アレルギー性気管支炎を放置しておくと、咳喘息にもなりかねないので早めに病院で診察を受けて抗アレルギー薬や気管支拡張剤などを処方してもらいましょう。
アレルギー性咽頭炎
アレルギー性咽頭炎の症状としては、のどにイガイガした感覚が生じたり痰が絡まるといったものがあります。
花粉症の症状に似た咳と一緒に喉の痛みがあります。例えば、つばを飲み込む際に痛みを感じたりのどに異物感を感じたりした経験があると思いますが、そうした感覚を感じた場合には、アレルギー性咽頭炎である可能性が高いです。
また、花粉だけでなく花粉症の季節に問題になるP.M2.5や黄砂が原因でも発症することがあります。
アレルギー性咽頭炎も自然治癒させることは難しく、症状は数週間にも及ぶ場合があります。
咳喘息へ悪化する危険性もあるので、少しでも自覚症状がある場合には早めに病院で診察を受けましょう。
ここで紹介したものは病院で薬を処方してもらわないと治せません。
花粉症以外の原因で咳のみが出る場合
ここまでは花粉症によって咳が出る場合の原因について解説してきましたが、花粉とは全く違うものによっても花粉症による咳と似た症状が見られる場合もあります。
咳の原因となっているものを突き止めなければ、適切な対策ができないので他の原因も確認しておきましょう。
PM2.5の飛散
PM2.5はそもそも認知度がそれほど高くない物質なのでいったいどんなものか簡単に説明すると、目には見えないほど小さい埃や塵のような物質でありながら、人体にとっては誘導・有害なものと認識して頂ければ大丈夫です。
さらに、PM2.5の厄介な点としては匂いがないので、注意しようとしてもし切れないのです。
視覚的・嗅覚的に人間が認識できるものであればPM2.5を吸引しないように注意することも可能ですが、実際には無意識のうちに大量のPM2.5を吸引している場合があります。
PM2.5は火力発電や工場廃棄物、そして排気ガスなどから生じますが、日本と地理的に近い中国では大量の有毒ガスが排出されています。
その結果、PM2.5は黄砂と同様に空気中を舞いながら日本にまで届いてきてしまっているのです。
黄砂の飛散
P.M2.5と同様に、2月から5月の時期になると中国から黄砂が風に乗って日本にまで飛ばされてきます。黄砂とは乾燥地域に見られる細かい砂が春の風によって巻き上げられて、東アジアなどの広範囲の地域に舞い落ちる気象現象のことを指します。
また、黄砂が日本に届くまでには微小の粒子になっていてそれまでに空気中の有害物質を数多く取り込んでいます。
さらに、黄砂の主成分は二酸化ケイ素というものであり、この二酸化ケイ素がアレルギー症状を引き起こして花粉症と似た症状が見られることもあります。
花粉症に似た咳とともに頭痛や関節痛を感じることもあります。
マイコプラズマ肺炎
長期間に渡り咳が続くようであれば、『マイコプラズマ肺炎』の可能性もあります。『マイコプラズマ肺炎』は『肺炎マイコプラズマ』という微生物の働きによって、主に秋から冬にかけて発症します。
『肺炎マイコプラズマ』は接触感染が原因で引き起こされるため感染力が極めて低いと考えられていますが、
あなたの身近にも長期間にわたって咳をし続けている人がいる場合には、その人物から『肺炎マイコプラズマ』を移された可能性があります。
百日咳
百日咳は『百日咳菌』に感染することで発症する症状になります。咳の特徴としては、連続して小さい咳を何度もします。そして、喘息の場合には息を吐く際にのどから『ヒュー』と音が漏れることが有りますが、
百日咳の際には空気を吸い込む際にのどから『ヒュー』という音が漏れてきます。
もし、以上のような症状が見受けられるようでしたら、花粉症ではない可能性が高いので 早めに病院へ診察を受けに行きましょう。
花粉症の症状による咳への対処方法
ここまでは咳の症状が花粉症によるものなのかそれとも風邪や感染症によって引き起こされたものなのか区別するためのチェックポイントについてご紹介してきましたが、
ここからは花粉症だった場合の対処方法について解説していきます。
また、もし咳の症状が酷いようでしたらひとまずこれからご紹介する対策をしてみて、花粉症かどうかを確かめるという方法もオススメです。
空気清浄機で部屋の花粉を取り除く
基本的に花粉が舞いやすい1月から5月の期間中は1日じゅう空気清浄機をつけっぱなしにします。こうすることで、部屋の花粉を大幅に減らすことができますから少なくとも夜間は花粉症を抑えて就寝できます。
加湿器をつけてのどの乾燥を防ぐ
のどが完走した状態で何度も咳をするとのどを痛める原因になります。咳による痛みを軽減させ、それ以上悪化させないためにのどを湿度を保ちましょう。
就寝時にはマスクを着用する
夜寝る際にもマスクをすることでのどの乾燥を防ぐことができます。加湿器で寝室の湿度を調整しておくことが望ましいですが、簡単にできる対策としても実践しておきましょう。
うがいをして のどに付着した花粉を取り除く
外を移動している間に、花粉は体のいたるところに付着していきます。そして、のどに付着した花粉に過剰に反応するためにくしゃみが止まらなくなるなどの症状が出てきますこうした症状を少しでも緩和させるために、帰宅したらすぐにうがいでのどに付着した花粉を取り除きましょう。
鼻を噛んで鼻水の花粉を取り除く
鼻水は定期的に噛んでおかないと鼻からのどまで徐々に下がってきます。そのため、定期的に鼻を噛んで鼻水に含まれる花粉がのどに付着しないように気をつけましょう。
自己判断は危険
そして最後に、今回の記事でご紹介した方法で咳の原因が花粉なのか風邪の症状なのかといった判断材料や、花粉症だった場合にすぐに実践できる対処方法などをご紹介してきましたが、基本的に時間に余裕があるのであれば、可能なかぎり早い段階で病院で診察を受けるようにしましょう。
咳はそのまま放っておくと悪化して喘息を引き起こしかねないですし、咳の原因が花粉ではなく『マイコプラズマ肺炎』や『百日咳』などの症状だった場合には自然治癒させることは不可能です。
くれぐれも『咳なんて大したことないよ。。。』というように、自己判断せずに 病院へ診察を受けに行くことを心がけましょう。
まとめ
花粉症の主な症状としては、鼻水が止まらなかったり鼻づまり、目のかゆみといったものありますが、人によっては ただ咳をし続けることもあります。
症状によっては 風邪か花粉症か区別しやすいものもありますが、基本的には自己判断せずに病院で診察を受けましょう。
また、特に長期間にわたって咳に悩まされている場合は『マイコプラズマ肺炎』や『百日咳』の可能性もあるので、時間に余裕のある方は早めの診察を心がけて下さい。
食事内容を改善するだけでも花粉症の症状は大きく押さえることができます。
久光製薬の乳酸菌サプリメント
乳酸菌サプリを選ぶならドレ?と思う方に、当サイトのいちおしは久光製薬の乳酸菌サプリメントです。"製薬会社"の販売している乳酸菌サプリメントなので、普通の企業が利益目的で作っているだけの乳酸菌サプリとは異なり衛生面も非常に安心です。製薬技術は体内への吸収効率にも関係してきます。名前も聞いたこともないポットでの企業の乳酸菌サプリではない、製薬会社の乳酸菌サプリをおすすめします。⇒ 久光製薬乳酸菌EC-12の公式ページへ